色のことにつて その7
ターナーの調査によれば、三色分類の種族では、黄もオレンジも赤として分類されてしまうようです。
580nmから600nmあたりにかけて、波長の違いにょる色相弁別の精度が高くなって、顕著に色が変るので、このあたりで赤と緑という色名の区分ができたのは当然であり、特に弁別精度の高い範囲に、黄、という言葉が発明されたのも不思議ではないが、黄と赤の中間地帯がさらに言葉で区分されたというのは、たまたまオレンジとか榿という果実があった、という偶然にょるものであったかもしれません。
橙や、オレンジという色名を、赤や黄と同列に使用する場合の不自然な感じもやむをえないわけです。
先に、「キャロットオレンジ」という色名を紹介したが、ジュール・ルナールの作になる「にんじん」という物語があります。