続きです
博士は友人とともに、ポータブルの脳波計をかついで現場にかけつけたのです。
このとき、新聞のみならずテレビまでがこの実験に関心を示したので、まるで"見世物"の様相を呈するにいたったが、これがますますガードナー少年の勇気をふるい立たせる結果となりました。
ただ、途中からデメント博士らの研究者が加わったため、監視の目がますますきびしくなり、とくに真夜中、眠らずとも、長時間まぶたを閉じることさえも許されなくなりました。
ついには研究者の1人が、たえず同じ室にいるようにしたといいます。
こうして、いよいよ最後の夜の3時すぎに、デメント博士はガードナー少年を連れて街に行き、ベースボールマシンでゲームをやったところ、ことごとくガードナー少年が勝ったといいます。
まさにこの少年は、11日間ソファー ベッドでも眠らずに起きていても、精神的にも肉体的にもまったく健全であったことを証明したのです。
正確には、264時間12分も起きていたのです。