続きです 2
実験が終わって、少年が眠りにつく前に記者会見を行なったが、彼はまったく非の打ちどころなく振舞ったのです。
11日間も、どうして目を覚ましたままでいられたのか」という記者の質問に対して、彼は、「ものごとに打ち勝とうとする精神力だけだ」とあっさり答えています。
その後、ガードナー少年は、サンディエゴ海軍病院におけるジョンソン博士の実験室で午前6時に眠りにつき、14時間40分眠っただけで目を覚まし、ほぼ元気を回復。
その後、24時間起きていて2度目にソファー ベッドで8時間眠り、まったく正常でした。
なお、ガードナー少年は、それから何年間かジョンソン博士の観察を受けたが、まったくの健康体であったといいます。
ドイツでは、1971年に、ウルッブルク大学から28歳の大学生の114時間という断眠記録が出されました。
すなわち、4日間と18時間強です。
これはもっとも厳密な断眠記録です。
日本においても、昭和41年に、故・時実利彦博士が23歳の男性を対象に断眠実験を行なっています。
このときは、101時間8分30秒(4日間と5時間強)という記録でした。
なお、時実利彦博士は、日本における大脳生理学のオーソリティーでした。